日本家族カウンセリング協会(JFCA)

近年、家族の問題に対する関心が急速に高まってきました。激しい時代の流れの中で家族病理が進行し、さまざまな葛藤や混乱が引き起こされています。こうした家族の危機的状況に対して、適切な援助が必要であることは申すまでもありません。 私どもは、家族の心理的援助の新しいアプローチとして海外でも重視されている「家族カウンセリング」に注目し、その普及発展のために、1985年3月、「家族カウンセリング協会」を設立いたしました。カウンセリングや心理療法にたずさわっておられる方をはじめ、教育、医療、看護、保健、福祉、矯正、地域活動、各種ボランティア活動などにご関係の方々で、家族カウンセリングに関心を抱かれる皆様の幅広いご参加を期待しております。
わが国における家族援助の実践活動を促進するために、心ある方々のご協力とご支援をお願いいたします。


協会の活動

家族相談士の研鑽、育成を目的に、春期(3月)、夏期(8月)、事例検討会(年2回)、地方(大阪、仙台、名古屋)に開催する定期研修を中心に種々の研修会を開催しています。
家族相談士養成を目的に、家族相談士資格取得の規定に基づいたカリキュラム内容で養成講座を毎年開講しています。修了者は家族相談士認定試験の受験資格が与えられます。
家族支援活動の一環として家族支援室を開設し、運営しています。専門的な訓練を受けた家族相談士が家族の相談に応じています。
 
協会の活動報告、家族カウンセリングに関する情報提供、会員相互のコミュニケーションなどのため会報・ニュースレター“そよかぜ”を発行しています。


家族カウンセリングとは?

家族カウンセリングは、今から約40年前にアメリカで起った家族への心理的援助の理論と方法です。1950年代から、教育相談や児童相談にたずさわっていた人々や、精神分裂病の治療を行っていた人たちの間から、家族へのアプローチの必要性が注目されるようになり、次第にカウンセリングの新しい方法として発展してきました。家族カウンセリングの考え方は、家族関係のダイナミックスを通して、家族の個々の問題を改善していこうとするものです。個人の問題は、多かれ少なかれ家族関係の影響を受けているので、その治療や改善のためには、本人へのアプローチだけでなく、家族全員の理解と協力が必要となります。家族カウンセリングでは、家族を一つのシステムとして見ることにより、システムの歪みを発見し、そのバランスを回復するために、必要な介入をカウンセラーが行います。
このような家族全体へのアプローチによりカウンセリングの成果があがることが認められてきています。健康な家族システムをつくるためにも、家族カウンセリングの考え方は大変役に立ちます。カウンセリングの最も新しい方法として、家族カウンセリングはこれから益々期待されています。


役員


理事長 杉渓一言(日本女子大学名誉教授)
副理事長 長谷川啓三(東北大学大学院教授)
理事 遠山千恵子
碇由美子
上脇 貴
古今堂 靖
杉溪真理子(事務局長)
平成27年7月1日現在